「ペットは家族、大切な愛のきずなです!」ペット美容、ペットホテルも予約制にて承ります。
福岡市にある動物病院
TEL092-864-2411
○子猫の飼育○
用意するもの
子猫用ミルク・子猫用哺乳ビン・ケージ・トイレ・食器など
成長過程
・産まれた時は、平均80~100gぐらい(1週間で100g位ずつ増加する)
・へその緒は4~6日ぐらいでとれる
・1~2週間すると目頭側から少しずつ、まぶたが開き始める
・2週間過ぎると、耳が聞こえるようになる
・3週間ぐらいで乳歯が生える、自分で歩けるようになる
・4~6週目頃より離乳食を食べ始める
育て方
(母猫がいてきちんと子猫の世話をしている場合)
・子猫の数が多い時、弱い子猫は母乳をきちんと飲めていない場合がある
→すべての子猫が母乳を飲めているか確認をする
・体重を毎日同じ時間にチェックし、母乳をたくさん飲めば普通はあまり鳴かない
・寝床には敷物をしく
(拾い猫または、母猫が育児を放棄した場合)
・拾い猫の場合、生後何日くらいか把握する
《大切な事》
・
①授乳、②排泄、③保温
は全て人がしてあげなければいけない
①授乳
哺乳ビンは、先端を十字にカットして使うものがある
《ポイント》
・ミルクを入れ、逆さまにした時にミルクが少し滲み出るぐらいが良い
・逆さにした時ポタポタ垂れるようだと開けすぎているので、その場合
誤嚥
しやすくなる
※誤嚥とは・・・気管に食べ物や飲み物が入ること
・押さないとミルクが出ないようだと小さすぎる、子猫が吸えない
ミルクは授乳のたびに毎回1回分を溶かして使う
(理想の温度としては、約50℃で溶かし約40℃(人肌かそれより少し高め)で与える)
飲み残しは、次に使わないこと
(与える量)
目安はミルクの説明書に書かれているが基本的には飲むだけ与えて良い
毎日体重が増えているなら量は足りている(毎日体重と飲んだ量をチェックする)
※子猫を保護した直後は少なめの量を与える(消化障害のおそれがあるため)
(回数)
3~4時間おきに1日6~8回が理想です
生後約6週目まで徐々に回数を減らしていき、7週目には完全に離乳食に切り換える
(飲ませ方)
①子猫をうつぶせの状態で手に乗せる
②空気を吸わないよう哺乳ビンを逆さにして乳首の中をミルクで満たす
③少しだけ乳首の先にミルクを出す
④口に乳首を入れ、子猫が吸うのに任せる
⑤子猫が嫌がりだしたら「もういらない」の合図、量が少なければ一休みしてもう一度与える
⑥どのくらい飲んだかチェックをする
※ミルクを飲ませ終わったら口のまわりを拭いてあげる
げっぷをさせる(空気を飲んでたらお腹がパンパンになることも)
哺乳ビンは、良く洗って時々消毒をする
《再確認》
・尿、便は溜まっていないか?
・ミルクの温度は?
・ミルクの濃さは?
・乳首の大きさや穴の大きさは子猫に合っているか?
①全ての条件を満たしていても飲まない場合は、運動をさせてみる
②乳首の感触に慣れさせる(乳首を少し温めてみる等)
③ミルクの種類を変えてみる
《やってはいけないこと》
ミルクを飲まないからといって、哺乳ビンを押してミルクを強引に入れてはいけない、誤嚥のもとになる
→
飲んでくれない時は健康状態をみて、ぐったりしてる、体温が下がっている場合はすぐに動物病院へ
(離乳)
・切り替え時期は約4週齢ぐらい(子猫の発育状態やミルクの飲み方などにもよる)
・子猫用ドライフードまたは、缶詰をふやかしてミルクと混ぜペースト状にして与える
・いきなり変えるのではなく、ミルクと併用しながら徐々に切り替える
《切り替える時の与え方》
最初は、指先につけて舐めさせたり上あごに塗ってみたりする
離乳食に慣れて自分で舐められるようになったらミルクの回数を減らしていき、離乳食もペースト状からミンチ状、固形へと徐々に変えていくようにしましょう
→
最終的に、生後7~8週齢頃に離乳完了すると良い
②排泄
・必ず
食事の前に
行う事が大切で、すっきりしてミルクを飲んでくれる
・ティッシュでそっとお尻をツンツンと刺激する
(なかなか出ない場合、ティッシュをぬるま湯に浸して温めて使用する)
・便は、3日位でなくても心配いらない
《注意》
お腹がパンパンに張っていたり、ミルクを飲まない時は便秘の可能性がある
軟便や下痢をしたらすぐに病院へ行く、脱水症状などを起こし命の危険もある
《トイレ》
・離乳期になれば自分で排便できるようになるので、猫用トイレを用意して今までの排泄リズムに合わせトイレに連れて行く
・何度か繰り返せばすぐに覚える
③保温
・子猫にとって冷えは体力を失う一因なので寝床には敷物を入れる等して体温低下を防ぐ
・敷物は、爪が引っかからないような目の細かい物を使うとよい
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