「ペットは家族、大切な愛のきずなです!」ペット美容、ペットホテルも予約制にて承ります。
   福岡市にある動物病院 TEL092-864-2411
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○子犬の飼育○

用意するもの
フード・水・食器・ゲージ(サークル、ペットキャリー)
首輪(迷子札)・リード・ペットシーツ(新聞紙)・毛布・タオル・ブラシ・コームなど



成長過程
 ・目は10~12日で開くが、目が見えるようになるのは開いてから1週間ぐらいです

 ・耳の穴は、生まれた時は開いておらず13~15日で開き始め13~17日で聞こえるようになります

 ・立てるようになるには約10日ぐらい、かかります

 ・排便・排尿の随意調整 約21日

 ・乳歯は4~6週(28本)、 永久歯は12~24週(42本)で生えそろいます

 ・離乳は35~45日ぐらいです    
 

ワクチン接種
わんちゃん同士、又は人間にうつる伝染病を予防するためにはワクチン接種が有効です

 狂犬病ワクチン
生後90日齢以上のわんちゃんには、毎年1回の狂犬病予防注射の接種が義務付けられています


生後1ヶ月齢くらいまでの新生児の育て方について
①保温について
 (母犬がいる場合)
  母犬のお腹の下で保温されます。母犬は出産後、体温が上昇するので子犬は母犬に近づくことで
 体温を維持していますが、寒すぎたり暑すぎたりがないように、室温は23~27℃(25℃前後)に
 維持してあげましょう

 (母犬がいない場合)
  特に生後1週目ぐらいまでは、自分で体温調節が出来ないので周囲の温度を整えてあげましょう
 
 《注意》
  ・熱くなり過ぎないようにする
  ・湯たんぽはすぐ冷めるので気を付ける
  ・育児箱に温度差のある環境を作る
  ※温度が調節できる保温箱がない場合は、電気あんか、保温マットを使用すると良い
                                            
②排泄について
 (母犬がいる場合)
  母犬が肛門や外陰部を舐める刺激で排泄をする

 (母犬がいない場合)
   自分で排泄できるようになる生後3週目位までは、排便・排尿の管理をしましょう
《やり方》
  ・柔らかく刺激の少ないもの(脱脂綿、ティッシュ等)をお湯で濡らして
  肛門・外陰部をトントン叩くように刺激する
  ・ミルクをあげる時は、必ず行う

③哺乳と人工哺乳について
 (母犬がいる場合)
《哺乳》
  ・生まれた子犬は、すぐ自分で母乳を求めて移動します
  ・特に初乳を飲ませることが重要です
  ・初乳を飲み母体の免疫抗体を受け取るため、できるだけ早めに飲ませてあげましょう
   (24時間以内に必ず)
初乳
 生後24~72時間以内に授乳される母乳のことで、濃厚でやや黄色い色をしている
 栄養が豊富で免疫グロブリンを多く含む


 (母犬がいない場合)
《人工哺乳》
市販の犬用ミルク・哺乳ビンを使用します(牛乳は使えない)
 注意点&ポイント
  ・指示された濃度で希釈する・人肌程度に調節・粉ミルクは十分溶かし、ダマができないようにする
  ・古くなったミルクは使わず毎回飲む量だけを作る
  ・人工哺乳は、生後2週目前後までは2時間おき、その後は間隔をあけ離乳期まで4~6時間ごとに行う
 ※誤嚥させないコツ
   子犬を哺乳ビンと一直線にしてゆっくりとミルクを与える
※誤嚥とは・・・気管に食べ物や飲み物が入ること

④健康チェック
 ・体重測定を毎日する
 ・最初の1日目は増えなくても構わないが、2日目からは確実に増えることが大切です
  (子犬の体重は、どんな犬種でも生まれて2週間目には約2倍になるのが普通)

⑤離乳と離乳食について
 《離乳の時期》
  自分で排泄ができるようになり、歯が生え始めるころ離乳食に興味を示し食べるようになります
  (生後5~6週目)

 《切り替え方》
   最初はドライフードをお湯でふやかしたものに犬用ミルクを入れたものを用意する
   少しずつ離乳食だけの食事に変えていく
             
  ※1回の量は少しずつにしましょう(1日の量は、把握するようにしましょう)
    便の状態も考慮しながら徐々に増やしていく


食事管理について
 ・健康な子犬の主食には「総合栄養食」と表示されたフードの中から年齢に合わせて最適な栄養バランスの食事を選びます
 ・子犬の場合は必ず「グロース」「パピー」「成長期用」などと表示されたフードを選びましょう

 《食事の回数》
 ・3ヶ月ごろまで  1日3~5回
 ・6ヶ月ごろまで  1日2~3回
 ・6ヶ月以降     1日2回程度

フィラリアについて
 ・蚊によって媒介される、犬から犬へ感染して起こる病気です
 ・蚊が出始めて1ヶ月後~蚊がいなくなって1ヶ月後まで
  (この時期に毎年フィラリアの駆虫薬を飲ませてあげましょう)
 ・毎年のフィラリアの薬を飲ませる前に一度、血液検査をしてフィラリアに感染してないかを確認しましょう
 フィラリアに感染しているときにフィラリアの薬を飲ませるとショックを起こしてしまう事があり危険です
                                                 
                             
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